サイト基本仕様策定
ここまでの様々な調査やお客様からのヒアリング内容に基づき、サイトの基本的な仕様を策定していきます。
以下は、ここで策定する仕様の一部になります。
ドメイン・サーバー |
現在利用中のドメイン・サーバーを引き続き利用するかどうかを決めます。
特にリニューアルでWebサイト制作を行う場合、確認用のテスト環境の構築やリダイレクトなどの設定が必要なため、重要な観点です。 |
サーバースペック |
公開後のWebサイトへのアクセス状況によっては、サーバーダウンのリスクもあります。
想定されるアクセス量に基づき、サーバーのアップグレードや乗り換えについても検討します。
アップグレードが必要な場合、決済処理などをお客様にお願いすることがあります。 |
Webサイト作成方法 |
HTMLやCSSの直打ちか、WordPressなどのCMSを活用するかどうかを決めます。
(CMSを利用することで、お客様がご自身でWebサイトを更新できます) |
デバイス対応 |
対象ユーザー情報に基づき、PCだけでなくモバイルやタブレットからの閲覧にも対応するかどうかを決めます。
(基本的にはスマホやタブレット対応は必須です) |
OS対応 |
対象ユーザー情報に基づき、MacやWindowsなどのOSや、Chrome・Safari・Edgeなどのブラウザへの対応も行うかどうかを決めます。
(基本的には全OS・ブラウザ対応は必須です) |
SSL化 |
SSLとは、Webサイトにおけるデータ通信を暗号化する技術のこと。
SSL化することで、Webサイトの訪問者はセキュリティの不安なく、Webサイトを操作できます。
(基本的にはSSL対応は必須です) |
セキュリティ |
サイトの構築方法を問わず、セキュリティは重要な観点です。
DDoS攻撃やウィルス対策、ログイン画面へのアクセス制限など、安全にWeb活用を行うためのセキュリティ対策方法についても決定します。 |
アクセス解析ツールの設置 |
現在利用中のアクセス解析ツールを引き続き利用する際に、ツールのタグを新しいWebサイトに移設する必要があります。
ただし現在のタグの設置方法によっては、タグを再発行していただくなどの手間が発生します。 |
このように、Webサイトを制作していくにあたり、事前に考慮しておくべきポイントが多くあります。
事前に検討を重ねておくことで、スムーズなWebサイト公開へ繋がります。
担当者:Webディレクター、Webデザイナー、SEO担当
工数:8h
お客様側で発生するタスク:当社からの質問への回答
必要コンテンツの洗い出し
続いて、Webサイトで公開するべきコンテンツの洗い出しと、構造(サイト設計)を決定していきます。
Webサイトで公開するコンテンツについては、様々なマーケティング調査を行なった上で、「どのようなコンテンツを設置すれば訪問者が行動を起こしてくれるか」を元に洗い出しを行います。
例えば、BtoBサイトであれば、トップページや特徴、料金、使い方などの基本的なページに加え、製品デモの申し込みページや導入事例などがあると良いかもしれません。
このように、訪問者の立場になり必要なページを洗い出して行きます。
担当者:Webディレクター、SEO担当
工数:8h
お客様側で発生するタスク:なし
SEOキーワード選定や対策方法の策定
用意するコンテンツと設計が決まったら、各ページで対策するSEOキーワードを決定していきます。
Webサイトの基本的な流入経路は検索エンジンであるため、どのようなキーワードに向けてどのような対策をしていくかは肝心です。
例として、「広告運用サービス」に関するページについて考えてみましょう。
以下は対策キーワード候補の検索ボリュームと競合性です。
|
検索ボリューム |
競合性 |
リスティング広告運用代行 |
700回/月間 |
高 |
インターネット広告運用代行 |
〜10回/月間 |
中 |
Web広告運用代行 |
150回/月間 |
中 |
例えば、「リスティング広告運用代行」は検索回数こそ多いですが、競合性が高く上位表示が難しいかもしれません。
そこで、競合性が比較的低い「インターネット広告運用代行」「Web広告運用代行」どちらかを狙う必要があります。
この事例の場合、「インターネット広告運用代行」は検索回数が少ないため求めるお問い合わせ数が達成できないかもしれません。
最終的には、「Web広告運用代行」を選ぶという決断を下すことができます。
このように、同じページを作っても、対策キーワードを変えるだけで、その後の集客への繋がりやすさが変わってきます。
このステップではWebサイトの全てのページでどのキーワードを狙っていくかを決めていきます。
担当者:Webディレクター、SEO担当
工数:8h〜16h(ページ数により変動)
お客様側で発生するタスク:なし
【MTG】要件や方向性のご確認
作成した要件定義書を、お客様に事前に確認していただいた上で、オンラインミーティングを実施します。
ミーティングの議題は、要件定義書の内容のフィードバックです。
資料の中でもお客様の方針に合わない点などがあれば、その旨フィードバックしていただき、修正版の要件定義書にまとめます。
内容が問題ない状態になりましたら、次のステップへ進みます。
担当者:プロジェクトマネージャー、Webディレクター
工数:1h*参加人数
お客様側で発生するタスク:オンラインミーティングへのご参加(1時間程度)