Web制作会社・管理会社の
乗り換え支援サービス

「今すぐに制作会社を乗り換えたい」
このように感じている場合も、実はすぐに制作会社の乗り換えはできません。
なぜなら、現在管理を任せている制作会社が各種情報を保管しており、その情報がないとホームページの更新や変更ができないからです。

そのほかにも、制作会社を乗り換える時には、様々な注意点があります。

現在の制作会社やホームページ管理会社との契約内容の確認

これから制作会社を乗り換える場合、現在の制作会社との間にどのような契約が交わされているかを確認する必要があります。
例えば、契約内容によっては乗り換えができないケースも出てきますので、先に以下の点を確認しておくと良いでしょう。

• 契約形態

  準委任契約やリース契約など契約形態は様々です。場合によっては、すぐに制作会社を乗り換えられないケースがあります。 一度契約書などを確認いただき、すぐに乗り換えが可能かを確認する必要があります。

• 契約期間

  契約期間がまだ残っている場合、制作会社の乗り換えに伴い、違約金が生じるケースがあります。また、契約解除の場合2ヶ月 前に申し出が必要など、制作会社によって契約解除のルールが違うためその確認も必要です。

• 未払金の有無

  分割5年払いなどで支払いを設定されている場合、未払金がある可能性が高いです。そのような場合、一度未払金を精算してか らの乗り換えを推奨しております。

このように、現在の制作会社との契約内容によって、すぐに乗り換えができないケースもあります。
そのため、一度契約内容の確認をおすすめいたします。

サーバーやドメイン、アクセス解析ツール、著作権などの所有権

ホームページやそれに付随する様々なツールの所有権についても確認が必要です。
場合によっては、所有権が制作会社にあり、ホームページの保守運用を引き継げないケースも出てきます。
少なくとも、以下の点については確認しておくと良いでしょう。

• ホームページの所有権・著作権の所在

  リース契約などを行っている場合、そもそもホームページの所有権は制作会社にあるため、乗り換え（運用の引き継ぎ）ができません。また、リース契約が終了するとホームページは削除されるおそれもあります。そのほか、HTMLやCSS、画像素材など、誰のものであるかを明らかにし、所有権がきちんと移譲してもらえるかの確認が必要です。

• サーバーやドメインの契約主

  サーバーやドメインを代行で契約していただいている場合、所有権は依頼主にありますので、制作会社の乗り換えや引き継ぎはスムーズに行えます。一方、制作会社が保有するドメイン管理システムでドメインの取得を行っている場合、ドメインを引き続き使うことはできません。よって、新しいドメインを取り直してホームページを作り替える必要があります。

• アクセス解析ツールの管理者権限とログイン情報

  Googleアナリティクスやヒートマップツールなどの管理者が誰になっているかを確認しておきましょう。もしも社内に管理者権限を持っているメンバーがいない場合、実質的にツールの管理権限は制作会社のものです。乗り換えを行う場合、管理者権限やログイン情報を先に受け取っておくことが必要です。

このように、ドメインやサーバーなど、重要情報を現在の制作会社が握っているため、場合によっては乗り換えに際し、ホームページの作り直し が必要となります。
あらかじめ、所有権の所在を確認しておくと良いでしょう。

引き継ぎに際してかかる費用・コストについて

基本的に、制作会社の乗り換えによって必要な引き継ぎ作業は有料です。
主に次のような点で人件費がかかります。

• 現在の制作会社とのコミュニケーションにかかる工数
• 引き継ぎデータの管理に必要な容量(保管場所)を用意する工数
• 引き継ぎデータの中身を確認し、用途や使われ方を理解する工数
• 引き継ぎデータを元に、FTPやサーバーに接続できるか確認する工数

このように、保守運用を引き継ぐ場合、どうしても上記のような形で人件費がかかってしまいます。
そのため、「乗り換えにも費用が発生する」という点はあらかじめ理解しておくと良いでしょう。