3.情報設計・ワイヤーフレーム作成

PROJECT

情報設計

情報設計とは、Webサイトに訪れるユーザーが欲しい(または必要な)情報を定義し、それらをどのように構成するかを設計していくこと。
このステップでは、当社がWeb制作プロジェクトを実施する上で、どのように情報設計を行うのかをお伝えします。

ディレクトリマップの作成

情報設計の最初のステップでは、Webサイトのディレクトリマップの作成を行います。
事前に洗い出しを行い、「ユーザーに必要なコンテンツ」をWebサイトのどの階層に、どのような並びで配置するかを決めていきます。 例として、以下はWebサイトの構造をマッピングしたものです。

このようにマッピングを行い、用意するページを整理し、SEO観点でも優れた設計を作っていきます。

担当者:Webディレクター、SEO担当
工数:16h

お客様側で発生するタスク:なし

ページ回遊設計

続いて、Webサイトに訪れたユーザーがどのようにサイト内を回遊し、コンバージョンに向かうかを設計していきます。

具体的には、Webサイトに訪れるユーザーが、どのようなチャネルからどのようなページにアクセスするかを検討し、そこからコンバージョンに 至るまでのストーリーを描きます。 その上で、Webサイトのナビゲーションがサイドバー、フッターエリアなど主要な位置にどのような導線を敷くかを設計します。

ユーザーがWebサイトを閲覧している途中で離脱する要素をできるだけ省き、より成果に結びつきやすい構造となります。

担当者:Webディレクター、SEO担当
工数:16h

お客様側で発生するタスク:なし

コンテンツプロット作成

続いて、コンテンツプロットを作成します。
コンテンツプロットとは、ページ単位のコンテンツ構成のこと。

例えば、トップページのコンテンツプロットには次のようなものがあります。

  • メインビジュアル
  • 私たちが選ばれる理由
  • 料金表
  • お客様の声
  • CTA(ボタンなど)

このステップでは、上記のようなページごとのプロット(構成)を決めていきます。
その際の具体的な手順は以下の通りです。

ユーザーニーズの調査

まず行うことはユーザーのニーズ調査です。
そもそも「戦略設計・要件定義」のステップで、あらゆる調査を行なっていますが。ここではページ単位でよりミクロな調査を行います。

具体的には、定性的なユーザーのニーズや、検索キーワードごとの検索ニーズに基づき、ページごとに以下のような観点で調査を行います。

  • 訪問者はどのようなチャネルからアクセスするか
  • 訪問者はどんな悩みを抱えてアクセスするか
  • 訪問者がアクセスしたWebページに求めることは何か
  • 訪問者がアクセスしたWebページでどのような願望を達成したいか

このような観点で各ページごとのニーズを調査します。
そうすることで、トップページやそれ以外のページごとに、「ただあるだけのページ」ではなく、「目的達成から逆算されたコンテンツ」を配置することができます。

担当者:Webディレクター、SEO担当
工数:16h

お客様側で発生するタスク:なし

トップページ プロット作成

ユーザーニーズの調査に基づき、トップページのプロット作成を行います。

当社では、トップページと下層ページの工程を分けています。
その理由は、トップページと下層ページは役割が異なるからです。

例えば、トップページの特徴として、次のような点が挙げられます。

  • 主に指名ワードや顕在化した検索キーワードから流入
  • ユーザーが最初からサービスを購入する前提でアクセスする
  • ユーザーが自分の欲しい情報を探し始める起点になる

トップページは下層ページと違い、上記のような点を考慮します。
そのため、ファーストビューで訪問者を惹きつけたり、1ページで概要を伝え、詳細は下層ページでリンクするなどの設計をする必要があります。

担当者:Webディレクター、SEO担当
工数:5h

お客様側で発生するタスク:なし

主要ページ プロット作成

続いて、下層ページの中でも主要なページのプロット作成を行います。
主要ページは、トップページから流入したユーザーが、詳細を知りたいと感じた場合にアクセスするページです。
そのため、より詳細な情報をユーザーに届けるためのコンテンツ構成を行います。

また、主要ページは検索エンジンからの流入も想定されますので、その点も考慮し、SEOを意識した構成設計を行います。

担当者:Webディレクター、SEO担当
工数:5h

お客様側で発生するタスク:なし

その他の下層ページ プロット作成

続いて、主要ページ以外の下層ページのプロットを作成します。
対象となるのは、以下のようなページです。

  • 重要性は低いがサイト内に必要なページ
  • プライバシーポリシー、特商法ページ、サイトマップetc

  • 主要ページの情報をさらに細分化したページ
  • 製品詳細ページ、実績詳細ページ、タグページetc

ただし、上記のページにおいても最低限のSEOは必要ですので、ディレクターとSEO担当者が連携しながら、ページ構成を作成します。

担当者:Webディレクター、SEO担当
工数:5h

お客様側で発生するタスク:なし

抜け漏れの確認・レビュー

ここまでの情報設計に関して、抜け漏れの確認や社内で出来栄えをレビューします。
本来載せるべき情報が載せられていない場合は設置し、逆に不要なコンテンツは排除します。

このように、できるだけ客観的かつ多角的な視点から良い設計ができているのかを確認し、必要に応じて修正します。
問題がない状態になりましたら、次のステップへ進みます。

担当者:Webディレクター、SEO担当
工数:5h

お客様側で発生するタスク:なし

コンテンツライティング

続いて、コンテンツのライティングをするステップです。
具体的には、事前に設計したページ構成に合わせて、その本文を作成します。

もちろん、本文の作成は当社で行うこともできますが、どちらにしてもその素材となる文章はお客様よりいただく必要があります。
そのため、文章素材等をいただけない場合、お客様からのご依頼をお断りするケースもございます。
あらかじめご了承ください。

【ご確認】コンテンツライティング素材の提供

当社であらかじめ設計したコンテンツの構成に合わせて、どのような素材をいただきたいかをお客様にご連絡させていただきます。
ただし、文章素材のご提供はお客様にとってもご負担となりますので、どのような文章を提供すれば良いかが明確になってから素材提供の依頼をさせていただきます。

具体的には、以下のような形で穴埋め形式や箇条書きでの文章提供をお願いしております。

Webサイト作りは当社で完結できるわけではございません。
あくまでもお客様との協力を行うことで、優れたサイトを作ることができます。

※なお、当社で文章作成を丸っと請け負うことも可能です。ただし、その際もお客様に対してインタビューをさせていただいたり、当社のライターの稼働も発生しますので、その分料金は割高になります。

担当者:Webディレクター
工数:2h*ページ数

お客様側で発生するタスク:ライティング素材の提供(1h〜3h*ページ数)

トップページ ライティング

お客様からいただいた素材やインタビュー内容、マーケティング調査に基づき、トップページのライティングを行います。
ライティングを行う場合、事前に文章のトンマナやルール(ですます調かである調か、「。」で改行するか)について決めた上で執筆作業を行います。

また、SEO観点でも必要なキーワードが含まれているかなども意識しながら、本文の作成を進めます。

担当者:Webディレクター、コンテンツライター
工数:3〜5h

お客様側で発生するタスク:なし

主要ページ ライティング

トップページに続き、主要ページのライティングを行います。
主要ページについては、トップページから詳細に掘り下げた内容を掲載するケースが多いです。
そのため、より専門的かつ具体的な内容になるよう、綿密なリサーチも行います。

担当者:Webディレクター、コンテンツライター
工数:3h〜5h*ページ数

お客様側で発生するタスク:なし

その他の下層ページ ライティング

続いて、主要ページ以外の下層ページのライティングを行います。
主要ページ以外の下層ページは、コンテンツボリュームが少ない傾向にあります。
そのため、主要ページに比べて生じる工数は少な目になります。

担当者:Webディレクター、コンテンツライター
工数:1h〜3h*ページ数

お客様側で発生するタスク:なし

抜け漏れの確認・レビュー

ここまでトップページから主要ページ、そして下層ページライティングを行いました。
出揃った文章に対して、客観的な視点で赤入れを行います。

例えば、文章に対してレビューを行う場合、以下のような観点で確認を行います。

  • コンテンツの目的に合った内容になっているか
  • 対策キーワードの検索意図に適しているか
  • わかりやすい文章は使われているか
  • ユーザーの行動喚起(CTA)は行われているか
  • 抽象的な表現ではなく、具体的な内容になっているか

このような観点で最終的なチェックや抜け漏れの確認を行い、次のステップへ進みます。

担当者:プロジェクトマネージャー、Webディレクター、SEO担当
工数:0.5h*ページ数

お客様側で発生するタスク:なし

ワイヤーフレーム作成

ワイヤーフレームとは、デザインやレイアウトの概念を視覚的に表現するための設計図のことです。
ワイヤーフレームは、ウェブサイトの外観やデザインの要素には焦点を当てず、代わりにウェブページの機能や配置を示すことに重点を置いています。
ユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)の設計プロセスで一般的に使用されます。

コンテンツの文章作成が完了した後は、その文章も込みでページごとのワイヤーフレーム作成を行います。
ワイヤーフレームの作成には、通常ドキュメントソフトや、Figma(フィグマ)、AdobeXDなどのツールを用います。

トップページWF作成

トップページのワイヤーフレーム作成では、コンテンツプロット作成の時と同様に、以下の特徴を意識しながら情報設計を行います。

  • 主に指名ワードや顕在化した検索キーワードから流入
  • ユーザーが最初からサービスを購入する前提でアクセスする
  • ユーザーが自分の欲しい情報を探し始める起点になる

特に、トップページはWebサイトの顔になるページです。
そのため、どのようなレイアウトをすれば訪問者がより、サービスのことを魅力的に感じてくれるか、視線の動きなどに注意しながら設計します。

また、下の階層のページやコンバージョンページへの導線についても考慮する必要があります。
Webサイトの訪問者が目的のページにアクセスできるような導線設計を行います。

担当者:Webディレクター、Webデザイナー
工数:2h〜4h

お客様側で発生するタスク:なし

主要ページWF作成

続いて、下層ページの中でも主要なページのワイヤーフレーム作成を行います。
トップページほどではありませんが、主要ページにおいても基本的にページ固有のレイアウトが必要になります。

そのため、発生する工数は多めになります。

担当者:Webディレクター、Webデザイナー
工数:1h〜3h*ページ数

お客様側で発生するタスク:なし

その他の下層ページWF作成

下層のページにおいては、トップページや主要ページと違い、一つのレイアウトをいくつかのページで横展開するケースが多いです。
そのため、1つ元になるページが出来上がると、それ以外のページへ展開できるため、主要ページなどに比べて必要な工数は少なめになります。

担当者:Webディレクター、Webデザイナー
工数:1h〜2h*ページ数

お客様側で発生するタスク:なし

抜け漏れの確認

続いて、作成したワイヤーフレームに抜け漏れがないかを確認します。
具体的には、ページに掲載する文章をワイヤーフレームに落とし込む際、抜け落ちなどはないかの確認を行います。

また、レイアウトが訪問者にとって利便性の高い配置になっているかなどの観点でも確認し、問題がなければお客様へ提出させていただきます。

担当者:プロジェクトマネージャー、Webディレクター
工数:1h*ページ数

お客様側で発生するタスク:なし

【ご確認】レビュー・フィードバック

ここまでの工程で完成したワイヤーフレームをお客様へ提出させていただきます。
ワイヤーフレームのファイル自体は、クラウドサービスを利用し、共有用のURLからご確認いただけるようになっています。
そのため、お客様サイドでも複数の方にご確認いただくことが可能です。

また、この時点でワイヤーフレームや本文の内容に修正点などがあれば、お客様よりフィードバック対応をしていただきます。
問題がなければ、デザイン作成へと進みます。

担当者:プロジェクトマネージャー、Webディレクター
工数:1h

お客様側で発生するタスク:ワイヤーフレームの確認とフィードバック(目安:0.5h*ページ数)

フィードバック対応

作成したワイヤーフレームに問題点や修正が必要な箇所がある場合、当社側で修正作業を行います。
基本的に修正の対応回数は1回までとなっております。
そのため、5箇所の修正がありましたら、複数回に分けてフィードバックいただくのではなく、1回にまとめてお伝えいただけますと幸いです。

当社側でフィードバック内容を反映したワイヤーフレーム作成が完了しましたら、再度お客様にワイヤーフレームを確認していただきます。
そこで問題がなければ、デザイン作成へと進みます。

担当者:Webディレクター、Webデザイナー
1h〜2h*修正が必要なページ数

お客様側で発生するタスク:ワイヤーフレームの確認(目安:0.5h*修正ページ数)

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